今回は、森の妖精ニッセのLilly(リリィ)がご案内いたします。



Point1
余った木材で、パーティーシンクとカウンターを作りました。木を無駄にしない、もったいないの心掛けが大切ですね。
先ずは、使う木工道具を紹介します。

スライドのこは、木材の長さを正確に切ることができます。また、45度以下の角度を自由に切ることができます。
切る線をレーザーでガイドしてくれるので大変便利です。手のこよりも遥かに正確なので、木工作業に欠かせません。

万能木工機は、厚みがバラバラな木材を均一にしてくれます。あったらとても便利ですが、200V専用電源がいる事と・・・見ての通りデカい!重い!音がうるさい!・・・個人宅には不向きですね(汗)
〇正確な長さのカットは、スライドのこ。 〇正確な厚みのカットは、万能木工機 が役割分担します。

次に、手持ち木工道具の説明をします。
使う順序は、スライドのこ→(万能木工機)→ジグゾー→ルーター→サンダー→インパクトです。
スライドのこやジグゾーで切った木材を、ルーターで面取りして角を無くします。
そして、サンダーでペーパーがけをして、木材の表面をツルツルにします。
次に、インパクトで木材をビス固定して、組み立てます。
木材の接合部に、木工用ボンドをお忘れなく
次に、ざっくりですが、作り方をアップします。

先ずは、用意した板にシンクの穴を開けます。あらかじめ鉛筆で書いた円形線に沿ってジグゾーで穴を開けます。
ジグゾーの穴あけのコツは、切る線の始点にインパクトドリルで小穴を開け、その小穴にジクゾーの刃をいれて、電源ONで切り進みます。急ぐと刃が折れるのでゆっくりと切り進みます。またアール部分も慎重にゆっくりと切り進みます。速いと大きなアールになるので、ゆっくりが基本です。
また、全て電動工具なのでとても便利ですが、反面一瞬でも気を抜くと大ケガをするので、焦らずに、慎重に扱うことが肝要です。安全第一を考え、作業する前に、刃の入れ方や切り進み方をイメージトレーニングすると良いと思います。


Point2
注意点はシンクの高さです。用途や使う方の身長に合わせて、高さを決めます。手作りなので、高さは5ミリ単位でこだわりたいところです。
シンクと水栓は、IKEAで購入しました。お値段以上の良い商品です。
(イケアBOHOLMENはめ込み式シンク なんと!¥11,500円)
シンクと水栓を仮に設置して、違和感がないか確認します。
あるある談は、天板前側の縁のシンクの間隔が狭く、上から力で天板が折れることがあります。
また、縁とシンクの間隔が狭いと、格好も良くありません。
予防策としては、ジグゾーで切る際のイメージトレーニングの段階で先読み想定しておくことです。

組み立てと仮設置で問題がなければ、仕上げにサンドペーパーがけをして、塗装作業に入ります。
塗装は1日かけて乾燥させます。今は、暑い夏なので1日で乾きますが、冬場は3日程かかります。
追記:シンクで跳ねた水が背面に流れ落ちないように、天板背面に立ち上がりの水返し板があると良いと思います。


Point3
現場に運んで取り付けました。あらかじめ現場の巾木のクリアランスやコンセントの高さを把握しておくと良いと思います。
取り付けが完了しました!
いい感じにセッティング出来ました。やっぱり手作りは温もりがあります。
お施主様の好きなデザインや色をお聞きしてから現場に合わせて製作するので、好評を頂いております。

次回は、Moliy(モリィ)がご案内いたします。
