リノベーションのススメ

「森の四季社」の目印は、白いクラシックミニ。
30年近く前から大切にしている愛車には、歳月を重ねたゆえの良さがあり、その深い味わいを楽しんでいます。
古いものに愛着を感じるのは、住まいも同じ。
最近は、長い時を超えてきた住まいを大切にしたいという思いを持った方々から、リノベーションを望まれることが増えてきました。
私たちが、どのような思いを持ってリノベーションに取り組み、
どのような流れで進めているのかお伝えできたらと思っています。

新築同様、お客様の心に寄り添って

私たちが力を注いでいるスケルトンリノベーションとは、柱と梁以外のすべてを解体し、間取りをすべて変える改修のことをいい、最近はこの形を望まれる方が増えています。
このリノベーションを行うにあたって、私たちが大切にしているのは、お客様の心に寄り添うこと。
例えば、打ち合わせでお客様と床材を貼る方向を決めたとしましょう。通常はその方向に全員が従う形になりますが、実際には構造を良く知る大工に任せた方がいい仕上がりになることが多々あります。そのためには、お客様の心に寄り添い、親身になってお話をし、正直にお付き合いすることが大切。お客様と信頼関係を築くことで、プロの提案を取り入れてもらうことが可能になり、それがより良いリノベーションにつながっていくと考えています。
理想のリノベーションの実現するために、さまざまな資格を取得しました。また、安心して購入できる物件の目印となる「安心R住宅」にも対応しています。

森の四季社のリノベーションの進め方

1.イメージの共有

最近は、インスタグラムの写真を見せて、私たちにイメージを伝えられるお客様が増えてきました。そうやって最初にイメージを共有しておけば、現地調査の際にイメージ通りになるのか、もう少し違うイメージにシフトした方がいいのかをお答えすることができます。

2.中古物件は、物件探しから

お客様により良い提案をするには、中古物件探しからお手伝いすることが必要です。そこで、不動産の取引に必要な国家資格「宅建建物取引業者」を生かし、物件の構造躯体や柱などを確認したうえで、購入に値する物件かどうかを見極めています。
また、不動産業に登録していますので、一般に出回る前の不動産情報の中から物件を探せるのも特長。建築業者ならではの視点で、理想のリノベーションに適した物件を見つけることができます。

3.現地調査

現地調査では、天井裏や縁の下もしっかり確認。天井裏に登ることで、例えば見せられる桁や、天井の勾配を変えられることなどが分かります。おのずとリノベーションにかかる概算を算出することもできます。さまざまな住まいの現地調査ができるよう、調査に必要とされる資格「既存住宅状況調査技術者」や「古民家鑑定士」を取得しています。

4.平面図・内観パースの提案

現地調査をしてイメージをつかんでから、平面図を数パターンご提案します。
それらの中からお客様が選ばれたものに沿って進めていく中で、手書きの内観パースをご提案します。

5.同時進行で、お金のご相談にも

契約を交わしてから施工に入っていきます。
また、少しでもお客様にとってお得になるようなリフォームローンの形態など、資金計画の相談にものっています。

6.それぞれのリノベーション

古民家や築年数の長い住まいの場合は、間取りを大幅に変更しながらも、和室に使われている良質な材料をそのまま生かし、断熱や耐震補強を施して住みやすい家へとリノベーションしていきます。
一方、中古物件の場合は、約40坪以上の施工面積の物件が多いなど、間取りの広さが大きな魅力。また、税制面のメリットがありますので、そのご相談にも乗っています。

想像を超える感動を提案し、心地よさをデザイン

一番のこだわりは、お客様をビックリさせるような間取りの変化。日当たりの良い和室をキッチンに変えたり、畳を板張りに張り替えたり、縁側をウッドデッキにしたりと、斬新なアイデアで暮らしをより豊かにするリノベーションをご提案しています。材料に関しても、空間によってグレードを変え、予算をバランスよく配分することで、メインとなる空間の見栄えをより良く仕上げていきます。このような提案ができるのは、現地調査を徹底しているからこそです

長い歳月を経た住まいには、収納スペースがあまり設けられていません。そこで、ライフスタイルに適した造付家具を造って収納スペースを増やしたり、無垢材を多用して空間に温かみを演出したりすることで、心地よい住まいに仕上げていきます。創作家具以外の家具を望まれる方には、おすすめの家具店をご紹介することもあります。

個性的な住まいを叶えたい方だけでなく、落ち着いた仕上げを望まれる方や、不都合な点だけを直したい方など、お客様によって求められるリノベーションはいろいろ。ご要望に応じて提案方法を変えながらも、一棟一棟しっかり作り込むことで、確かな信頼関係を築けるよう努めています。