「Ecoを考える」7限目:太陽光パネルの設置面積について

一戸建て住宅の屋根には、一般的にどれくらいの面積の太陽光パネルが載っているか調べてみました。

 総2階建ての40坪の家では、通常3KW~4KWの太陽光パネルが屋根に載っています。仮に3KWの太陽光パネルを屋根に載せた場合、設置面積がどれくらいになるか、パナソニック製で比べてみました。

 パナソニック製の高価な最新型の単結晶系ハイブリッド型HIT230シリーズは、公称最大出力が230W/枚あるので、 230W×パネル13枚で約3KWになります。パネル1枚は幅158cm×奥行81cmなので、13枚設置すると16.6㎡になります。畳にすると10枚分の設置面積になります。

 それに比べ、安価な多結晶154シリーズは、公称最大出力が154W/枚なので、154W×19.5枚→20枚で約3KWになります。パネル1枚は幅131cm×奥行87cmなので、20枚設置すると22.8㎡、畳にすると14枚分になります。

 パネルの性能によって畳4枚分の差ができることになり、このことから発電量が大きいパネルを使用すると設置面積が小さくなることがわかります。
雪国の富山では、太陽光パネルからの落雪事故の問題もあるので、価格的な問題はありますが、パネルの設置面積は小さいほうがいいと思います。

  今回のおまけ・・・
 200W相当の太陽光パネルで、日本の電力量をすべてまかなおうとすると、富山県の5倍の面積を太陽光パネルで敷き詰める必要があります。
また、地球上で使われている電力を太陽光パネルだけでまかなうとすると、日本の3倍の面積を太陽光パネルで敷き詰める必要があります。

これだけの太陽光パネルを製造するだけでも大変なことですね。

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